第27回世界年齢別トランポリンで初メダル!
スポンサーリンク

第27回世界年齢別トランポリンで初メダル!

2019年12月5日 (木) 〜 8日 (日) 東京五輪の体操競技が行われる「有明体操競技場」にて、全週の「世界トランポリン」に引き続き、ジュニア選手の世界大会「第27回世界年齢別トランポリン競技大会」が開催され、当クラブの石田美咲希選手  (睦合東中 1年) が、大阪のアインストランポリンクラブの小野晴茄選手 (中3) とペアを組み、見事シンクロナイズド競技で銅メダルを獲得しました!

石田美咲希選手は、現在 日本体操協会 トランポリン強化本部から「特別強化指定選手」ならびに「2024 次世代ターゲット選手」として認定されている選手です。

昨年ロシアでの同大会でも11-12才の部で参加しましたが、個人12位、シンクロナイズド12位と悔しい思いをしました。今回東京で行われるということもありますが、この雪辱を晴らすべく、この1年間しっかりトレーニングを積んできました。

今年は13才になったこともあり、カテゴリーが13-14才での参加となります。年齢別はカテゴリー (年齢区分) が上がると世界のレベルもさらに高くなりますが、持ち味の演技点で得点を重ねて見事3位となりました。

個人競技では、ロシア勢が非常に強く1位〜3位を独占。それでも日本人最高位の4位につけて、昨年の悔しさを大きく跳ね返しました! また、今回は自己ベストも出せました。今後は個人でもメダルを狙える選手になってもらいたいですね。

演技点は決勝進出ペアの中でも最高

技の難しさを見る「難度点」は決勝8ペアの中でも一番低い点数。しかし、技の出来ばえを見る「演技点」は8ペア中1位 (8.750点)。これはすべてのペアの中で最も美しい演技をしたことになります。シンクロナイズドはどれだけ同調性があるのかが一番のポイントとなり、点数の構成でも20点満点となっています (難度点 上限なし、演技点 10点満点、移動点 10点満点)。演技の途中少し同調性が乱れる場面もありましたが、次世代ターゲット選手の2人だからこそ、しっかり調整して最後まで10本を通しきりました。

小野選手は大阪の選手なので、合宿や現地での練習のみでしたが、比較的優しい難度で、高さをキープしながら美しい演技を披露してくれました!

世界年齢別の日本代表になるには?

世界年齢別の日本代表になるには、まず5月に行われる「全日本トランポリン競技年齢別選手権大会」で上位に入り、その後7月の「最終選考会」に進む必要があります。最終選考会で上位に入れば日本代表となるわけですが、その年によって条件が変わりますので、選手はその条件を満たすために練習を積んでいきます。

東京大会については、最終選考会に進んだ上位4名で、かつ派遣標準点 (強化本部が設定した点数) を越えていることが条件。場合によっては、1位になっても点数がクリアできず日本代表になることができないこともあります。それだけ、世界に行く選手はより難しい技をより美しく演技することが必要なんですね

次回の世界年齢別大会はどこ?

世界選手権、世界年齢別大会はセットで毎年行われていますが、2020年は東京オリンピックがありますので、オリンピックイヤーはこれらの大会は開催されません。よって、2021年に開催ですが、開催国はどこか! アゼルバイジャンのバクーです! また2年後の世界年齢別を目指してがんばって欲しいですし、もっともっと日本のメダルラッシュが見たいですね。

たくさんの仲間たちと日本代表選手

この大会は、多くの東京五輪組織委員会の皆さんと、また、多くのトランポリン関係者、日本体操協会関係者、中でも学生さんの大きな力で運営を乗り切りました! 我々に取っても初の世界選手権・世界年齢別大会の運営でしたが、FIG (国際体操連盟) の皆さんの協力やアドバイス、その他運営には欠かせない方々のご協力で大成功に終わったと自負しております。皆様、本当にありがとうございました! またこのチームで東京五輪を成功させたいと思います! 大会最後にいらっしゃったスタッフの皆さんと、最後の片付けにエールをくれた、また感謝の言葉をくれた世界年齢別日本代表選手とスタッフの皆さんで写真を撮りました!

スポンサーリンク
おすすめの記事