男子Bクラス・Cクラスで大活躍!
2023年9月9日〜10日 群馬県前橋市のヤマト市民体育館前橋において、第47回東日本トランポリン競技選手権大会が開催され、当クラブからは8名の選手が参加しました。
今回は、本来Aクラスの選手も数名参加する予定でしたが、学校行事や怪我などで参加出来ず、11月にイギリスのバーミンガムで開催される世界年齢別に日本代表として参加する白須選手 (6年生) のみがAクラスに出場しました。
東日本トランポリン競技選手権大会は、Aクラス、Bクラス、Cクラスとレベルに応じて分かれていて、Aクラスは日本のトップ選手も出場するため、小学校6年生がメダルを獲れるクラスではありませんが、世界大会に向けて高難度の構成に挑戦するためには良い機会だったと思います。
ですが、Bクラス男子に出場した花房昴選手 (中2)、Cクラス男子に出場した布施璃人選手 (小6)が見事優勝を飾りました! 実は大会前、花房選手には「絶対に優勝しろ!」と大きな目標を与えていましたが、大きなプレッシャーもはね除けて栄冠の座を手にしました。
Cクラスの布施選手は予選を2位で通過し決勝へ。「ん? もしかしてあるかも?」という期待通り、予選よりもさらに点数を上回って堂々の優勝を果たしました。
また、小3の飯田馨太選手も、いつもより美しくキレのある演技で予選を5位で通過し、決勝では堂々の8位。よく頑張りました。
一方、Cクラスに出場した3名の女子の選手は決勝まで進むことは出来ませんでした。小さなミス、大きなミスが目立ちましたが次に期待です。女子で唯一Bクラスに出場した田阪優依選手 (中1) は、7位で予選を通過しましたが、決勝では1つ順位を落とし8位となりました。
個人競技
<Aクラス 男子>
21位 白須篤人 (小6)
<Bクラス 男子>
優勝 花房昴 (中2)
<Bクラス 女子>
8位 田阪優依 (中1)
<Cクラス 男子>
優勝 布施璃人 (小6)
8位 飯田馨太 (小3)
<Cクラス 女子>
28位 林田翔子 (小5)
38位 藤吉実優 (中1)
42位 毛利はづき (中1)
シンクロナイズド競技
<Aクラス 男子>
8位 白須篤人/安川太信 (フリーエアースポーツクラブ)
<Bクラス 男子>
5位 花房昴/岩橋直毅 (スポーツクラブ テン・フォーティー)
シンクロナイズド競技も頑張りました
東日本選手権はシンクロナイズド競技も実施されていますが、AクラスとBクラスのみ競技が行われています。
Aクラスの白須選手は、今年の世界年齢別大会でもペアを組む安川選手と、新しい構成を試す場としてAクラスにチャレンジしました。個人競技同様、簡単には勝たせてくれないので、8位に終わりましたが、世界と戦う準備は着々と進めています。
一方、Bクラスの花房選手は、こちらも他クラブの岩橋選手とペアを組み、何と予選は1位で通過し優勝の期待が掛かりましたが、同時性 (2選手がどれだけ合っているか) の点数が伸びず5位に終わりました。
来年以降の東日本選手権と感想
閉会式後に発表があり、来年度より一番下のクラスであるCクラスが廃止され、イーストジャパンという大会の方に移行するとのこと。今後はよりレベルの高いクラスに出場するために、選手みんながんばってもらいたいですね。
Cクラスは、どちらかというと、トランポリン競技を始めて間もない選手が戦えた場所ではありましたが、昨今、各都道府県でも数々の大会が開催されていることもあるため、当クラブでもレベルに合わせた出場機会を検討しなければなりません。
大会の参加は選手を大きく成長させてくれる場だと思っています。仲間と共に同じ目標に向かい、また、遠征の中ではお互いに励まし合ったり、協力し合ったり。さらには、宿泊が伴うことで、生活面でも他人に気遣ったり、自分より小さな子を助けてあげたり、自分で出来ることもどんどん増えていきます。
大会という競技だけでなく、自分自身を大きく成長させる要素が多くあって、毎回大会が終わったら「またみんな何かしら成長したな」と思わせてくれます。
近年、新型コロナが流行し、集団での活動も減ってきている感があります。また、個人主義的なことや、自分が良ければいいという風潮もあって、他人と交わることが一昔前よりは減っているなと思うことがあります。
スポーツを通じて健康な体を作り、精神を鍛え、他人との交流を図ることは人間にとって最低限必要なことだと思っていますが、年々体を動かすことが減ったことで健康を害し、また、他人とのコミュニケーションも出来なくなってきていると感じるため、ぜひスポーツ、トランポリンを通じて体と精神を鍛え、すばらしい大人に成長してほしいと願うばかりです。
だらだらと書いてしまいましたが、また、次に向かって何事にもチャレンジしたいと思います!